西条RC小史
西条ロータリークラブガバナーの紹介
第2670地区パストガバナー
プロフィール
大正12年3月10日生
昭和19年高野山大学中国哲学科卒
昭和19年前神寺住職
昭和43年石鎚登山ロープウェイ(株)社長
昭和53年愛媛陸上競技協会会長
昭和62年西条市体育協会会長
ロータリー歴
昭和40年西条RC入会
昭和56年会長 P.H.F 米山功労者
平成02年~03年度 267地区ガバナー
平成10年~11年度2670地区ガバナー
ほとけごころの国際人 ~第2670地区ガバナー 佐々木善堯 君~
西条 高 瀬 敏 明
毎年7月11日幾万とも知れぬ信徒の敬けんな祈りの中で真言宗石?派管長佐々木善堯師は「生きぼとけ」なってしまう。四国八十八ヶ所第64番霊場前神寺住職である師は多くの信徒への奉仕と宗門の要職に多忙を極める。
また、師は県下著名のスポーツマンでもある。学生時代から陸上競技で大活躍した師は陸上競技を愛し後輩を育成、多くの役職に献身してきた。今日も愛媛陸上競技協会会長として真っ赤なブレザーを見事に着こなしてマラソンの号砲を打つ姿をグラウンドに見ることができる。
長男義敬氏は西条クラブへ入会し親子メンバー、次男善教氏も松山北クラブのメンバーでロータリーへの理解は一家を挙げてのものだ。姉妹締結10年にわたる韓国水原クラブとの深い絆も善堯氏の献身的な奉仕が核になっているのは周知のことである。
いつも笑顔を絶やさず、無欲恬淡として大事を断行する善堯師の姿に仏の慈悲の世界の見事な融合を見る思いがするのは私一人ではない。
クラブ創立30周年にして、くしくも善堯師をガバナーに推挽したわがクラブは師のガバナー就任を契機として初心に帰り、これからのクラブの在り方を模索する気運が濃厚に立ち上がってきた。これは一つの大きな脱皮かもしれない。
現代社会のあらゆる事象に対して柔軟な連帯意識をもつ佐々木善堯師は単に一宗門に帰属する宗教人というより「ほとけごころを秘めた国際人」というべきか。
「ロータリーの友」平成2年7月号 掲載文より
※佐々木善堯パストガバナーは、平成15年4月29日ご逝去されました。